脇田屋呉服店から…ひとこと

1926年創業、鹿児島市の脇田屋呉服店からのお知らせとちょっとひとことのブログです。
今年もよろしくお願いいたします

令和の年が明けて 平穏な一年でありますようにと願います

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

成人式が無事終わり やっとホッとしています

きょうも 賀詞交歓会にご出席のお客様の着付けでした やっぱり1月は着物姿が似合います  素敵!

 

今年の初商いも多くのお客様がご来店下さり 新年会のような 同窓会のような・・・ご用意したお煮しめも押し寿司やかまぼこ・・完食で足りないくらいでした  喜んで下さってよかった!  

わいわいと話に花が咲き もりあがった初商い・・・ここにお母さんがいてね・・とお客様が話されると ほんとにそこに母が座っているようです   ・・きっと座ってるよ・・・この味付けがどうだとか も少し砂糖がとか言ってたねぇ・・・

ほんとにそこに母がいるようで・・・胸いっぱい

いい初商いができました

 

12月から おきもののリメイクや新反のお仕立てが立て込んで  頭の回転が間に合わないくらいです

この部分の色はどうするか どう変えるか・・・出来上がりを想像して職方さんと話し合い・・・今は京都の職人さんとはラインで結んでいますので 毎日のように長い長いやりとりです  でも便利になりました この部分をどうこうとすぐ写真が送られてきますので  判断しやすいわけです

 

・・・仕事というのは 一所懸命やらないとかえって疲れる・・・・芹沢 博文

 

・・・おろかなる者は思ふ事おほし・・・松尾芭蕉

 

時間に追われながら おろかな私  色々考えすぎて なかなか先に進まなかったり・・の日々です

 

・・・丸くとも 一かどあれや人心  あまりにまろきは ころびやすきぞ・・・坂本竜馬

 

インクジェットのお着物が世に溢れ 着付けも様々 着物と帯の合わせ方も様々・・

でも自分は かたくなに 侘び寂び 粋にこだわって 日本のきもの文化に沿って 時流に流されることなく 一かどもって 今年もお客様と接していきたいと思います

 

着付けが済んで お店から出られる後姿を見るたびに よかったなぁ・・・この仕事させてもらってよかったなぁとつくづく思う私です

皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします

 

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師走によせて

今年もあと残すところ きょう一日となりました

年々 一年が早く過ぎているような気がします   

 

友人から 元気印の自家製おみかんが福岡から届き もう年末・・・ このご縁が10年も続いていることに 感謝です 

毎年 東本願寺のご住職が送って下さる カレンダーが今年は届かない・・

いつでもいらっしゃると思っていた自分を 後悔しきり・・・もっとお話しをお聞きしとけばよかった・・・と

 

先日・・・蠟梅が咲いたわよ・・・とお客様が持ってきてくださいました  私の一番好きな花です・・・もう咲いたのですか  少し早いですね う〜んいい香り・・・幸せを感じます  心が洗われていく感じです

・・・お餅をついたから食べて〜・・・このさつま芋すごく甘いんですよ〜・・・だしを使って〜・・・忙しくしている私を気遣って あれやこれやとお客様が持ってきてくださいます

・・・93周年おめでとうございます 創業94年目に入りますね・・・と花かごが届きました  涙が出そう・・

店に飾ってある母の写真に何人ものお客様が手を合わせて下さいました

天草の仕立て屋さんから お母さんにお供えしてねと天草のあれこれが届き さとみさん元気にしていてね  のことば・・・

 

たくさんのお客様からの温かい気持ちに支えられて 辛いことも乗り越えられたのだと 改めて想います

辛いことがあったり 気持ちが沈んでいたりしても お客様と話していたら 大体元気になっていくのは 不思議・・

この1年もほんとに多くのお客様に 支えていただきました  ありがとうございました  幸せ者です

 

最後に 例年12月にお送りしている 師走に寄せてを掲載して 終わりにしたいと思います

私のつたない文章を読んで下さった皆様  ありがとうございました  これからもよろしくお願いいたします

 

 

師走によせて

 

毎年のことながらあっという間に師走・・・しゃこばさぼてんの花が咲き、ポインセチアの花も色づき

ほんとにもう師走・・・・例年のごとく ことばが多かったり少なかったりで ご迷惑や不愉快な想いをさせてしまったお客様・・・すみません  毎年の事ながら勉強が足りない自分です

    

・・言ったことは忘れ、言おうとしたことまで忘れ、忘れたことまで忘れました・・綾小路きみまろ

漫談家が話すのを笑っていた自分がこうなってきました 事務机の前にはあれやこれやの予定など貼り付けて忘れ防止・・遅い帰りはあちこち指さし確認・・・

今年で脇田屋は94年・・何とか続けてこれましたのも、たくさんの失敗を許して下さったお客様、

たくさんのことを教えて下さったお客様がいて下さり、厳しく優しかった両親のおかげです

 

・・・善きことはカタツムリのようにゆっくり進む・・・マハトマ・ガンディー

この言葉の如く お客様からの善き忖度のおかげで脇田屋はたくさんの山も谷も乗り越え あまり目立つこともなくゆっくりと94年歩んでこれたのではないかと思います

       皆様 ありがとうございます

  

・・・・尊いのは 頭でなく 手でなく 足の裏である  

    一生人に知られず 一生きたない処と接し 黙々として その努めを果たしてゆく・・・坂村真民

無心であることは難しいが 無心であることに努めてゆけば 生きることを嘆く必要がなくなる

・・・と仏教詩人の坂村真民さんならではのことば

先代の両親はこのことばのごとく 生きていたように思います 

昭和初め呉服だけ扱っていたお店を、戦前戦中戦後 物資の配給店に立候補して配給店になり あらゆるものを取扱い 地域のお店としての役割を無心に担ってきた  基本は呉服屋 声高に言わずともお客様が支えて下さったおかげで創業94年の今がある・・・ありがとうございます

自分はと言えば 無心などほど遠く まだまだ修行不足・・・お客様とお話して 笑い、泣き、それが私が生きてるってことのよう・・・お客様に甘えている訳です すみません

・・母さん この調子でいいかな・・・よかとよ〜・・・

と言ってくれてるかな・・・足りないところばかりの私です・・・・

病み上がりからやっと元気になった○○共々 小粒でキラリをモットーに頑張ります

皆様今年もお世話になりました そしてこれからもよろしくお願い致します   さとみ

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お役にたてること

12月が目前なのに・・・きょうは暑いくらいです

春は春らしく 夏は夏らしく・・冬は冬らしく・・がいいのですが・・・

 

庭の数珠珊瑚の真っ赤な実がこぼれるくらいついています お客様から頂いた木ですが、1本はエントランスに鉢植えで置いてありますが こちらには少ししか実がついていません 葉はきれいな緑・・・庭の方は 枯れるくらいの葉の様子

毎日庭の掃除をしながら ・・・夏の暑さに参ったけど枯れたらいけないと いっぱい実をつけて生きようとしてるんだね・・・

と小さな実と話します

暑さ寒さに耐えながら必死で生きてくれている・・と ・・ありがとう・・・

 

先日 サンフランシスコから来られた日系人の方々が ゆかたを買いに来られました  そのちょっと前に ゆかたがありますかのお電話を頂いていたのですが まさかサンフランシスコのお客様だとは・・

タクシーの運転手さんが ・・大きなお店を何軒探してもなかった あっそうだ 脇田屋ならあるかもしれない・・・でお越しになったそうで・・・でもでも大きな体格の方々が6人も来られましたので 他のお客様と少々びっくり

どうやって着るのかと 尋ねられて 座敷にどうぞ!と上がっていただいてさっと着付けて・・・オ〜ビューティフル! ワンスモア・・見ると動画撮影・・・再度着付けて 撮影で納得

ガイドさん・・・このお店は創業何年?・・12月で94年です・・・

また一同・・・・ウォー・・・・丁度 ふくれ菓子と赤飯をお客様に差し上げていた週間でしたので・・・鹿児島スィーツ  ふくれ菓子  レッドビーンズライス・・・などとほかの客様も話に加わって 大笑い

・・・脇田屋さんがあってよかったぁ・・・お役に立ててよかったです・・・

あとお店の前で記念撮影   グッバイ・・とお見送りでした

 

先日 おとちゃん七五三の着付け

お父さんはお爺さんの大島紬を仕立て直して ・・これじっちゃんの?よかった!・・と感無量の様子

お母さんは 濃紺の縫いとりのおきもので ばっちり

おばあちゃまは 白山紬でおしゃれに・・・

4人の着物姿は ほんとにいいものでした

先代のおきものを三代目がはおる・・・三代目に福が来る・・の通り にこにこの一日でした

お役に立ててよかった

呉服屋冥利につきます

 

脇田屋がここにずっとあること・・・頑張ってきてよかった・・

いつも支えて下さっているお客様に感謝です

 

 

 

 

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もう11月・・・

金木犀の香りも終わり シャコバサボテンのつぼみがふくらんできました

庭のポインセチアも時季を待っていたかのように 葉っぱが元気な気がします

 

あれよあれよと今年も11月

11月は納品も多く、また着付けも多い時期ですので バタバタしています

来月は師走   あれもこれもしなくてはならないことばかりで 回転の悪くなった頭をフル回転です

京都の悉皆の職人さんと 連絡の毎日ですが・・・ 追われる毎日・・・

・・・・仕事が多いってこと喜びましょう・・と 励ましあいながら・・・

 

・・・大切なのは 何かひとつ好きなことがあること そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの旅程が 驚くほど豊かで 君を一瞬たりともあきさせることがないということ。そしてそれは静かに君を励ましつづける。最後の最後まで励まし続ける・・・・福岡伸一

 

おきものの仕事に携わってもう45年・・・

若いころは流れでこの仕事に入り・・だったのですが 今は大好きになりました

この一節のように励まされている感じです

 

即位の礼で天皇陛下がお召しになられた黄櫨染御袍  麴塵染

なんともいえない神々しさがありました

この麴塵染を取り入れた 帯、おきもの 入荷しています

光の具合で色合いが微妙に変化しますので 手にとってご覧いただけます

 

出窓のお写真

いとこ同士で七草

かわいい!やっぱりきものはいいなぁ・・・ 

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なぞることの大切さ

10月に入り 秋の気配・・・と書きたいところですが 暑い毎日です

金木犀の花はまだまだ・・・庭にはむくげの真っ白な花が咲き お客様から頂いた数珠珊瑚の実が真っ赤に色づいてきました

 

増税の喧騒さから 静かになった気がします   師走の慌ただしさから お正月になりホッとした気持ちと似ているような・・・

 

近頃 おきもののお手入れしながら 父が話した事をよく思い出します

従業員が60名近くいたときのことですから 手が空いている人は誰でもなんでもする頃  明治生まれの父が 大量の洗濯物を干しているのを手伝っている時(小さい私はいやいやながら手伝わされている気持ち)

・・・こうやって しわを手でなぞると 乾いたときにアイロンをかけたように きれいになるんだよ ひと手間かけることで後仕上がりが違うんだ・・・

 

おきものをたたみながら なぞっていきます ピシッとなりますから・・・

縫い手の上手下手もよくわかります  海外縫製はうまくいきませんので すぐわかります

なぞる・・・必要なことだと 近頃よく思うのです

大事なこと教えてくれてたのに 小さい私はなんで手伝わんといかんのか怒っていたように記憶しています

・・・お父さんごめんね・・・

 

・・・悩まない人に 本当の明るさというのはつかめないと思いますね・・・三波 春夫

人は極限状態にある時こそ 微弱な光にも敏感になるのだ・・・と

 

・・・真っ暗なのを磨いていると出てくる光みたいなもの・・・荻野 アンナ

 

振り返ると 今までたくさんの失敗をして たくさんの方に迷惑かけてきたのですが(すみません) その失敗のおかげで今があるような気がします

少しのことで落ち込んだりしますが ムクッと起き上がる力を 多くの人から頂いて 生きていられている・・・

私なりに頑張ろう・・・の近頃です

 

 

 

 

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