脇田屋呉服店から…ひとこと

1926年創業、鹿児島市の脇田屋呉服店からのお知らせとちょっとひとことのブログです。
もう11月・・・

金木犀の香りも終わり シャコバサボテンのつぼみがふくらんできました

庭のポインセチアも時季を待っていたかのように 葉っぱが元気な気がします

 

あれよあれよと今年も11月

11月は納品も多く、また着付けも多い時期ですので バタバタしています

来月は師走   あれもこれもしなくてはならないことばかりで 回転の悪くなった頭をフル回転です

京都の悉皆の職人さんと 連絡の毎日ですが・・・ 追われる毎日・・・

・・・・仕事が多いってこと喜びましょう・・と 励ましあいながら・・・

 

・・・大切なのは 何かひとつ好きなことがあること そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの旅程が 驚くほど豊かで 君を一瞬たりともあきさせることがないということ。そしてそれは静かに君を励ましつづける。最後の最後まで励まし続ける・・・・福岡伸一

 

おきものの仕事に携わってもう45年・・・

若いころは流れでこの仕事に入り・・だったのですが 今は大好きになりました

この一節のように励まされている感じです

 

即位の礼で天皇陛下がお召しになられた黄櫨染御袍  麴塵染

なんともいえない神々しさがありました

この麴塵染を取り入れた 帯、おきもの 入荷しています

光の具合で色合いが微妙に変化しますので 手にとってご覧いただけます

 

出窓のお写真

いとこ同士で七草

かわいい!やっぱりきものはいいなぁ・・・ 

| - | 20:56 | - | - | pookmark |
なぞることの大切さ

10月に入り 秋の気配・・・と書きたいところですが 暑い毎日です

金木犀の花はまだまだ・・・庭にはむくげの真っ白な花が咲き お客様から頂いた数珠珊瑚の実が真っ赤に色づいてきました

 

増税の喧騒さから 静かになった気がします   師走の慌ただしさから お正月になりホッとした気持ちと似ているような・・・

 

近頃 おきもののお手入れしながら 父が話した事をよく思い出します

従業員が60名近くいたときのことですから 手が空いている人は誰でもなんでもする頃  明治生まれの父が 大量の洗濯物を干しているのを手伝っている時(小さい私はいやいやながら手伝わされている気持ち)

・・・こうやって しわを手でなぞると 乾いたときにアイロンをかけたように きれいになるんだよ ひと手間かけることで後仕上がりが違うんだ・・・

 

おきものをたたみながら なぞっていきます ピシッとなりますから・・・

縫い手の上手下手もよくわかります  海外縫製はうまくいきませんので すぐわかります

なぞる・・・必要なことだと 近頃よく思うのです

大事なこと教えてくれてたのに 小さい私はなんで手伝わんといかんのか怒っていたように記憶しています

・・・お父さんごめんね・・・

 

・・・悩まない人に 本当の明るさというのはつかめないと思いますね・・・三波 春夫

人は極限状態にある時こそ 微弱な光にも敏感になるのだ・・・と

 

・・・真っ暗なのを磨いていると出てくる光みたいなもの・・・荻野 アンナ

 

振り返ると 今までたくさんの失敗をして たくさんの方に迷惑かけてきたのですが(すみません) その失敗のおかげで今があるような気がします

少しのことで落ち込んだりしますが ムクッと起き上がる力を 多くの人から頂いて 生きていられている・・・

私なりに頑張ろう・・・の近頃です

 

 

 

 

| - | 12:45 | - | - | pookmark |
営業時間が変わりました

今宵は十五夜

・・・・もう秋なのに・・・暑い暑い毎日です   ふ〜という暑さです

 

お知らせです

営業時間を変更させていただきました

午前11時開店  午後7時閉店

です  よろしくおねがいいたします

 

近頃  メーカーさんや悉皆業の職人さんの廃業が続いたり 同業者さんや知り合いのお店が閉まったり・・・さみしくなってきました

 

・・・人生はのろさにあれ

   のろのろと蝸牛のやうであれ・・・・山村暮鳥

人生がどこまでも尽きない道ならば 先を急ぐより 一度かぎりのこの道を一歩一歩丹念に歩むほうがいい

 

と詩人は言います 

自分は蝸牛(かたつむり)のようにのろのろと歩いている気がします

脇田屋もそうかもしれない・・・などと思うのです   あまり目立つこともなく 94年近く営業してきています

のろのろと一歩一歩丹念に歩いてきたからかもしれません

また呉服屋だったから丹念に歩いてこれたのかもしれません

 

以前書き込みました 八木重吉さんの詩が私は好きです

・・・雨

   雨の音が聞こえる

   雨が降っていたのだ

   あのおとのようにそっと世のためにはたらいてみよう

   雨があがるようにしづかに死んでゆこう・・・

 

まだまだ世のためにはなっていないのかもしれませんが 日本のきものの歴史を伝えていくことができたらなぁと思いながらお客様と接しています

思い出のおきものを 地色だけ染め変えたり、柄を足したり、柄を消したりして生まれ変わらせる勘は 一朝一夕にはできないわけですから ずっとこの仕事を続けてこれたのは 幸せです

これからものろのろと蝸牛のように ゆっくりしっかり丹念に歩いていきたいと思います

 

| - | 19:35 | - | - | pookmark |
お盆の風景

お盆休み ご迷惑おかけしました  

通常営業しております  よろしくお願いいたします

 

ここ近年 感じていること・・・・

お盆の風景が変わってしまたこと

 

13日お墓参りして迎え火・・・15日のお墓参りして送り火

仏壇にお盆のお供え・・ 精進料理をあれこれ作って お供えの器に盛り付け 果物 お菓子いろいろお供えです

お仏壇が賑やかしくなります

母が若く健在のころは 14日と15日のメニューが決まっていて  煮しめ、団子、ソーメン、おはぎ、かき揚げ、がね、煮豆・・・・ あんこも手作り ソーメンつゆも手作り 1日3回お供えしていました  自分はてんこもり1日1回で済ますなどと手抜きです  母がしてきたことを考えると・・ お店も全く休まず お盆のお供えも全く手抜きせず、母は強しでした

母達がしてきたように お盆の最中は精進料理で通します  以前はこの期間は肉魚を買う人が少なかったのですが 風景は変わり スーパーに行くと休日の食事のようです

お墓参りも今年は 台風のせいか 13日も15日も少なく 車もすぐ停められました  初盆のところはお墓に提灯を持っていくものでしたが ほぼ提灯を見かけず お花の枯れたお墓があちこちにあったように思います

 

いろいろ考えもありますが、日本の文化がまたひとつ様変わりしていったと つくづく思いました

なにかさみしい気分です

 

呉服屋としてはどうか・・・時代に左右されてどんどん変えていくべきか・・・

お着物の文化は日本の歴史だと思うのです  着付けや付属品は変わっていくけれど 基本のしつらいは変えないと 小さなお店ではあるけれど 頑なに守っていきたいと思うことでした

 

きょうの新聞から

・・・人は笑えるのも 泣けるのも幸せ 生きとる証拠よ・・・

 

笑えること 泣けること 幸せ・・・ほんとです

私は商売を通して たくさんの幸せをいただきました

これからもお客様に喜んでいただけるように お客様が脇田屋に来てよかったと感じていただけるように まだまだ精進です

 

| - | 19:56 | - | - | pookmark |
お盆のお休みのおしらせ

長かった梅雨がうそのように 暑い暑い毎日です

体調くずされませんように ご自愛ください

 

お盆のお休みのおしらせ

 

8月11日(日)〜15日(木)

 

です  

ご迷惑おかけしますが よろしくお願いいたします

 

| - | 10:44 | - | - | pookmark |

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